生薬にこだわって、良く効く薬をお出しすることに努めています。
「高島堂薬局繁栄の秘訣は効く薬を出すこと。それ以外は余計なことだ。」
「高島堂薬局自前の薬を売れ。他人の薬を売ることは誰でも出来る。」
これは高島堂薬局三代目の店主・浅野正義の口ぐせでした。
だからこそ、生薬の選品にこだわり漢方処方の運用にこだわります。このこだわりが信用の源泉であろうと思います。
薬と養生で、健康になるお手伝いをしています。
漢方というものは薬のみでは無く、養生も含めた大きなひとつの「道」「生き方」であるといえます。身体の養生である「養形(ようけい)」と心の養生である 「養心(ようしん)」を行い、日常の食や睡眠、運動、考え方など全て周りとの調和を重視します。その上で体質と症状に合った漢方処方を考え、治療と予防を考えます。
21世紀を迎えた私たちは、様々な環境問題や情報の洪水に流され、自分と周りを無理なく調和させるという生き方がどんどん難しくなっています。 自然の本来持つ 「調和する力」を人体に対して作用させるのが東洋医学です。自分の「素」の身体を見つめ直し、バランスの良い病に打ち勝つ身体を作るには、まさしく東洋的な思想や方法論がこれから重要視されるでしょう。
5代目店主:戸田 哲司より
私ども高島堂薬局は、明治二年の創業以来、百四十余年をこの本郷の地で地道に歩んできました。先々代の浅野正義の時代より頑なに漢方一筋で営業を続け、手前味噌ではありますが漢方薬業界の発展、日本の東洋医学普及に寄与してきたと従業員一同自負しております。
発展した西洋医学の素晴らしい分析診断技術や、人体に対する日進月歩の理解を以てしても、全ての病気の原因は解明されていません。反って、あまりにも細かく細分化された医療では、患者の主訴を捉えきれないという問題点が医療現場から叫ばれて久しいのです。最近必要性が重要視される統合医療や総合医の存在以前から、東洋医学は「人」を全体で診ながら人体のバランスを調える医療を行ってきました。これからの医療はまさしく全人的な視点から入り、細部を西洋医学で補うという考えが必要だと思っています。
我々は「治す薬局」を自負しております。
患者さんの訴える症状は当に千差万別でありますが、東洋医学の智恵で少しでも皆様の症状が改善されるようにお手伝いさせて頂き、より多くの方に漢方薬の素晴らしさを感じて頂けたらと思います。
皆様のご相談をお待ち申し上げております。